機構の概要

機構の概要

 本学ではこれまで、教育の質の向上を目指し、教養教育と専門教育とを、連続性・体系性を有する一貫した学士課程教育の充実を行ってまいりました。平成17年度には、本学で開講する授業科目を従来型の教養科目と専門科目との区分を廃して「全学科目」と位置づけ、各学部の教育目的の達成に必要な全学科目の企画・実施体制を整備しました。さらに副専攻プログラムを導入し、学士課程教育のより一層の拡充を図りました。またこうした制度を円滑に運営するため、教育担当理事を機構長とする全学教育機構を設置しました。
 平成18年度からは、従来の学部・学科の専門教育を中心とした教育課程を見直し、平成21年度に到達目標達成型の「主専攻プログラム」として再編しました。これらの教育改革を十全的に推進するため,平成22年度には、入学センター及びキャリアセンターを統合し、従来の全学教育機構を6つのセンターを抱える「教育・学生支援機構」として新たに発足させました。令和元年度には「グローバル教育センター」を発展的に改組し、新たに「留学センター」と「コモンリテラシーセンター」を設置し、さらに、令和2年度からは、組織改編により既存のセンターを有機的に集約し、「教育プログラム支援センター」と「キャンパスライフ支援センター」を設置するとともに、「教職支援センター」に名称を変更し5センター体制としました。
 令和4年10月には、「新潟大学将来ビジョン2030」及び令和4年度から令和9年度に係る第4期中期目標・中期計画の達成に向け、従来の5センターから、4部門・2センターへと再編を行い、「教育基盤機構」として更なる教育改善・学生支援を促進出来る体制としました。また、学士課程から大学院課程への接続を含む大学院教育の充実・発展及び大学院学生の修学支援等を包括的に実施するため、「大学院教育支援機構」を設置し、教育基盤機構との連携のもと、学部・大学院を一体的に支援する体制を構築しました。
 令和5年4月には、「教職支援センター」を「全学教職センター」に名称を変更し、【教育基盤機構】は、「教学マネジメント部門」・「アドミッション部門」・「キャンパスライフ支援部門」・「未来教育開発部門」・「全学教職センター」・「国際センター」の4部門・2センター体制、【大学院教育支援機構】は、「大学院改革推進部門」・「PhDリクルート室」の1部門・1室体制に整備しました。
 第4期中期目標・中期計画期間においては、これまで以上のスピード感をもって教育改革・教育改善を全学的に支援していくことが求められます。これまで整備した学士課程における「主専攻プログラム」を更に深化させ、学位プログラムとして実質化し、更には大学院課程における学位プログラム化も視野に入れた学生が学修過程を自ら把握しながら主体的に学ぶことができる教育環境の整備を全学的に充実させていき、学生の入学から卒業(修了)までの学修を一貫してサポートしてまいります。

教育基盤機構組織図