学長教育助成制度

学長教育助成制度とは?

新潟大学学長教育助成制度は、優れた教育改善の取り組み(以下、申請課題)を助成することにより、教育改善に対する意識を高めるとともに、成果を全学で共有化することにより、本学の教育戦略を着実に推進することを目的としています。本制度は、本学の教育戦略の推進に取り組む教員集団に対して実践の助成並びに褒賞を行います。
本制度では、学士課程における授業科目を担当する教員集団その他が企画・実施し、本学の教育戦略に資する申請課題を対象とします。申請された取り組みは、以下を基準として教育基盤機構に設ける選考委員会にて選考の上、学長に推薦し、学長が教育助成の対象を決定します。

  • 本学の教育戦略に資すること。(今後本学にとって必要と思われる教育戦略への新しい提案も含む)
  • 教育改善の効果が検証できるものであること。
  • 取り組みが学科・学部の枠を越えて参考になること。

助成は、年8~10件程度を採択する予定としています。また、採択された教員集団には翌年度末に開催する全学FD(仮)で成果発表を行っていただき、その成果発表により顕著な功績があったと認められる教員集団のうちから、選考の上、学長教育賞を授与します。

採択課題一覧

【平成30年度】

グループ名 代表者氏名
所属・職名(受賞時)・構成員数
課題名 詳細
(学内のみ)
キー・コース開発
プロジェクトチーム
丹原 惇
医歯学系(歯学部)・助教・外4名
学士課程教育における汎用的能力の育成とルーブリックを用いたパフォーマンス評価
創生学部 鳴海 敬倫
人文社会科学系(創生学部)・ 教授・外1名
初年次学生向け「学外学修プログラム」のオープン化によるステークホルダー参加型改善サイクルの確立
工学部 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・外1名
国際ものづくりワークショッププログラムの開発
医学部保健学科 坂井 さゆり
医歯学系(医学部保健学科)・教授・外12名
医学部保健学科看護学専攻・工学部人間支援感性科学プログラム
経済学部 澤村 明
人文社会科学系(経済学部)・教授・外2名
より深い学修を推進するスタディスキルズへの移行

※部局名

【令和元年度】

グループ名 代表者氏名
所属・職名(受賞時)・構成員数
課題名 詳細
(学内のみ)
反転授業による授業改善研究会 大野 義章
自然科学系(理学部)・教授・外2名
反転授業による専門講義科目のアクティブ・ラーニング化
新潟大学大学院医歯学総合研究科生体歯科補綴学分野 長澤 麻沙子
医歯学系(歯学部)・助教・外5名
「技能教育」に対するアクティブラーニングを用いた教育プログラム
たいいく若手の会 天野 達郎
人文社会科学系(教育学部)・准教授・外3名
教育学・工学分野における身体運動科学のグローカリゼーションを促進する学士教育戦略の試み
工学部付属工学力教育センター 開発プロジェクト部門 国際教育部門 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・ 外3名
工学部開講PBL科目におけるルーブリック評価法の開発
保健学科看護学専攻・分野学務委員会 住吉 智子
医歯学系(医学部保健学科)・教授・外6名
NBAS を活用した看護実践力への教育支援評価と卒業時質保証への取り組み
副専攻「医学物理学基礎」グループ 笹本 龍太
医歯学系(医学部保健学科)・教授・外9名
2つのキャンパスをつなぐ医学物理学の遠隔授業システムの確立
~本学における新たな授業形態のモデルケースを目指して~
創生学部 鳴海 敬倫
人文社会科学系(創生学部)・教授・外4名
高大接続探究型学修モデル開発による課題解決型学修の高度化
-主体的な探究意欲を涵養する高大連携型学修の実践と大学教育へのフィードバック-
工学部付属工学力教育センター 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・外3名
スマート・ドミトリーによるグローバル教育推進プログラム

【令和2年度】

グループ名 代表者氏名
所属・職名(受賞時)・構成員数
課題名 詳細
(学内のみ)
工学力教育センター開発プロジェクト部門 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・ 外1名
工学部PBL科目ものづくりプロジェクトにおけるルーブリック評価の実践
反転授業による授業改善研究会 大野 義章
自然科学系(理学部)・教授・外11名
反転授業による専門講義科目のアクティブ・ラーニング化とその評価・改善
創生学部 鳴海 敬倫
人文社会科学系(創生学部)・教授・外6名
学修成果の総括的評価に基づく学位授与方式の確立を通じた学修の質保証の高度化
SDGs教育推進プロジェクトチーム 村山 敏夫
人文社会科学系(教育学部)・准教授・外3名
SDGsを目指す“大学-地域間連携学修”と“ブランチキャンパス協働教育拠点”の実現
スマート・ドミトリー 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・外3名
ドミトリー型教育によるグローバル人材養成プログラム
材料科学PBL 中野 智仁
自然科学系(工学部)・准教授・外5名
材料科学PBLにおける「自ら課題を設定し,協働して解決すべき問題解決を行う人材育成」を目的とした実験開発環境の整備・充実
人文社会科学系の地域調査科目担当者 前田 洋介
人文社会科学系(教育学部)・准教授・外4名
フィールド・ワークを基盤とする調査実習の経験を踏まえた地域創生人材育成の試行

【令和3年度】

グループ名 代表者氏名
所属・職名(受賞時)・構成員数
課題名 詳細
(学内のみ)
G-DORMプロジェクト 上田 和孝
自然科学系(工学部)・准教授・ 外3名
国際オンライン協働学習(COIL)における同期型と非同期型の連携プログラムの開発
数学反転教育の検討グループ 劉 雪峰
自然科学系(理学部)・准教授・外1名
ICTツールを用いたGコード科目の数学授業における反転教育
総合医学教育センター 河内 泉
医歯学系(大学院医歯学総合研究科(医))・教授・外10名
オンライン多職種連携教育に資する教育基盤の開発
ICTを活用した学外実習検討グループ 米澤 大輔
医歯学系(大学院医歯学総合研究科(医・福祉))・准教授・外2名
ソーシャルワーク実習におけるICTを活用したeポートフォリオの開発
創生学部 熊野 英和
自然科学系(創生学部)・准教授・外2名
「ICTを活用した遠隔高大接続授業開発-初年次教育改革を視野入れた『大学生と高校生が協働するオンライン基礎ゼミ体験』-」
シュミレーション教育研究会 田中 美央
医歯学系保健学系列(医学部)・准教授・外2名
「パンデミック下でも実践力を強化できる専門科目シュミレーション教育方法の開発」
インターンシップ実務担当者研究会 高澤 陽二郎
教育・学生支援機構(教育プログラム支援センター)・准教授・外4名
地域企業等での課題解決型インターンシップにおける、企業と大学が協働した課題設定のためのプロセス・ワークシートの開発
スマート・ドミトリー 鈴木 孝昌
自然科学系(工学部)・教授・ 外3名
リモート会議を活用したドミトリー型教育によるグローバル人材養成プログラム

【令和4年度】

グループ名 代表者氏名
所属・職名(受賞時)・構成員数
課題名 詳細
(学内のみ)
反転授業による授業改善研究会 大野義章
自然科学系(理学部)・教授・外10名
ハイフレックス型反転授業によるポストコロナ時代の授業改善
創生学部 田中一裕
人文社会科学系(創生学部)・教授・外3名
「ICT を活用した遠隔高大接続授業開発-初年次教育改革を視野に入れた
『オンラインで大学生と高校生が協働するデータサイエンス講義体験』-」
G-DORMプロジェクト 上田和孝
自然科学系(工学部)・准教授・外4名
対面とオンラインのブレンド型国際協働学習によるグローバル対応力の育成
保健理工学検討WG 坂井さゆり
医歯学系(医学部)・教授・外2名
新潟地域における医療・介護の課題解決に向けた共修型フィールド学修の検討
医学教育センター 河内泉
医歯学系(大学院医歯学総合研究科(医))・准教授・外7名
オンライン多職種連携教育に資する教育基盤の開発 (継続申請: 2年目)
開発プロジェクト部門 山内健
自然科学系(工学部)・教授・外4名
ものづくり教育共創スペースを活用したドミトリー型教育によるSTEAM人材の育成
教育の質保証評価・検討チーム 住吉智子
医歯学系(医学部)・教授・外4名
医療系人材教育の質評価-卒業生及び雇用者サイドによる視点から-