経済科学部SA1年のMです。経済科学部総合経済学科地域リーダープログラム2年でSAをしているHさんにインタビューしました。ぜひ御覧ください!
M:自己紹介をお願いします。
H:経済科学部総合経済学科地域リーダープログラム2年のHです。
・大学で学んだこと、専門分野
M:大学で学んでいることや専門分野について詳しく教えてください。
H:主に地域活性化やまち作りを経済学分野から学んでいます。実践科目が多く、実際に新潟市、新潟県内の様々な場所に赴いて学ぶ活動もあります。
M:経済科学部で学ぼうと思ったきっかけや理由を教えてください。
H:地域リーダープログラムに興味があり、座学のみの学びではなく、得た知識を学外で実践的に学ぶというのが面白そうだなと思い受験を決めました。
M:では地域リーダープログラムで何か実際に訪れてみて印象に残っている地域や活動、これは楽しかったな、このプログラムに来て良かったなと思った具体的な活動はありますか。
H:2年生の前期に芸術分野の先生の活動に参加していたのですが、その先生の展示を見に行った時に地域の方とお話して、学生が来てくれると新しい発見があっていいねと言ってもらえたのが心に残っています。そこで地域の方と触れ合って、何かもっと町がこうなったらいいなとか、発見を得られたのがすごく印象的でした。
H:2年生の後期ではおにぎりプロジェクトというものに参加していました。「こめくしょん」というプロジェクト名でおにぎりを作るところ、仕込むところ、販売計画を立てるところから、実際にお客様に届ける販売まですべて携わりました。実践的に商売を経験しながら、新潟の具材を使って、それこそ新大こしひかりも使って新潟の活性化に繋げることはできないかな?という思いで行いました。そういった地域活性化の面と自分たちが商売を学ぶという面で、実践的に活動できたのは楽しかったです。
M:新潟大学五十嵐キャンパス第一食堂でもおにぎりプロジェクトを実施していましたね。
H:はい。経済学プログラムの人が立ち上げたプロジェクトなのですが、地域リーダープログラム向けに作られた授業で、経済学プログラムの学生4人と地域リーダープログラムの学生6人、計10人で授業として取り組みました。
・具体的な課外活動
M:ほかに実践系の課外活動で力を入れているものはありますか。
H:2年生になってミスコンテストに参加しました。出場を決めたのは1年生の終わりです。動き出したのは2年生の4月でした。6月に大会があり、そこまでの活動でも新潟の様々なところに行きました。新潟を知る機会になって、内面的にも外見的にも自分自身が大きく変化するきっかけになりました。終わった後も少しずつですが活動が継続されています。深く新潟に関われる機会になりました。
H:また、夏休みに授業として燕市の企業に3週間企業実習に行きました。金属加工の街のお仕事や、一つの丼ぶりができるまでに密着する企画にも参加しました。こんなに色々な人の手が加わって一つの商品が出来上がっているのだということを知る機会になりました。モノ作りの面白さやそれを販売する人の思いを感じました。「新潟ってすごい技術を持つ県だな!」ともっと新潟が好きになった機会でした。
H:さらに、2年生の1月中旬に開催された新潟市二十歳のつどいでは実行委員長をしました。プレイベントの企画、進行やスライド作り、また私は志願して式典の司会も努めました。
M:実行委員にはどういう方々が集まったのですか?
H:実行委員は公募で新潟市内に住む20歳の10人が集まりました。私は大学の先生から実行委員の募集について教えていただき申し込むことを決めました。実行委員の集まりでは10人で話し合って、可能な範囲で役割を分担しました。各自の隙間時間にスライド作ったりしていました。
H:ミスコンテストに出たきっかけも、大学1年生の夏に行ったシドニーでの海外研修で出会った先輩が環境に優しいことがしたいって言っていて、「一緒にやってみない」と誘ってくれたことでした。まずSDGs(持続可能な開発目標)系の活動をしていました。その活動報告をしていた時に、環境保全も推進しているミスコンテストがあることを知り出場を決めました。だから学内の活動が外の活動に繋がることが多いと感じます。こういう機会を逃さないで人と出会うことってすごく大事だなと身に染みて実感した1年でした。
M:Hさんは人との出会いを大切にされているのですね。シドニーの海外研修についてもう少し詳しくお聞きしたいです。
H:新潟大学のプログラムで2週間はオンラインでシドニーの先生たちの授業を受け、発表などをして、2週間はオーストラリアに行って学校に通ったり、空き時間に散策をしたりしていました。
M:留学は大学入学前から考えていたのでしょうか?
H:海外への興味はずっとありました。友達が「この授業興味ある」と言って一緒に受けた授業担当の先生がその留学を担当されていたのがきっかけです。
M:授業はどんなものだったのですか?
H:色々な国から来た留学生と一緒に学ぶことのできる国際共修授業でした。実は、高校1年から2年まで留学する予定でした。中3の時から準備していたのですが、コロナ禍になってしまって叶いませんでした。今は日本国内の「地域」にも興味がありますが、大学1年生の時は国外で何かしてみたいという思いもありました。
M:中3の時の留学準備っていうのはどういうことをしましたか?
H:留学する団体の中で研修があってメールの書き方やプレゼンの仕方なども学びました。一人で向こう行ったら全部やらなければいけないので、しっかりと指導していただきました。いろんな国に留学する予定の同期がいたのでその同期たちと一緒に頑張りました。シドニーの海外研修において英語で話す空間に2週間いられるのはすごくありがたかったです。また、ホームステイファミリーとご飯食べながら話したり、おうち時間を過ごしたりしたのも楽しくて良い経験でした。
M:留学を一緒にした日本人とのつながりもありますか。
H:ありますね。今でもみんな仲良しです。
M:素敵ですねそういう出会い。またそこから広がったりしているのですね。
H:またそこから広がったりします。だから人との繋がりは、「めっちゃ大事!」と思いました。私はラッキーだったと思います。いろいろ誘ってもらえましたので。
M:でも全部それちゃんとやってみようってなって、やって成功しているのがすごいですよね。
H:「気になったらやってみよう!」の精神ですね(笑)
M:実際に行動に移して成果を上げているのがすごいです。一年生でシドニー海外研修に行ったことが環境問題に目を向けるようになったきっかけなのでしょうか?
H:はい。環境問題に関心を向けて、自分ができることがないかなと思いながら日々過ごしています。環境にいいことを発信できないかとアンテナを張っています。
M:素敵ですね。地域リーダープログラムで活動している中でもそれが見つかったりすることはありますか?
H:町おこしの中で見つかります。例えば、長岡市は醸造の町と言われています。醸造を通して、地域に貢献や還元していくことはSDGs(持続可能な開発目標)に関連する活動だと思います。
M:Hさんはご自身の学びをすべて活かしていることがすごいと思います。先ほどお話しされていた2年生の夏休みの燕市でのインターンについてお聞きしたいと思います。燕市をインターン先に選んだ理由を教えてください。
H:私は食分野に関心があったところから先生に勧めていただいたのが調理器具を扱う商社でした。それが燕市の会社です。私の興味ある食と関係があって面白そうと思い決めました。
M:2年生の夏休みにインターン参加はかなり早いと思います。
H:このインターンは1、2年生向けの授業で行われました。メールの書き方、挨拶の仕方も学びながら、学生にとっては少々困難な課題に立ち向かう力をつける授業を2年生の第2タームで受講しました。インターンの準備をして夏休みに入ったらみんな各自で企業に実習に行くという感じです。しっかりとした準備期間があるから安心して行くことが出来ました。そこで出会った先生から、おにぎりプロジェクトの話を教えていただきました。「経済学プログラムの学生と一緒にやってみない?」と誘ってもらい、「面白そう!形にしましょうよ!」という流れで実現しました。
M:本当にすべての学びがつながっていますね。無駄のない学生生活すごいと思います。
(次回へ続く)