確かな専門の学びと幅広い学びを実現するメジャー・マイナー制

新潟大学 全学分野横断創生プログラム新潟大学 全学分野横断創生プログラム

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2023.12.22

「分野横断リフレクション」の振り返り

法学部3年のIです。
夏休み中に2日間に分けて開講された「分野横断リフレクション」を受講したので、今回は受講しようと思った理由と授業内容、授業を受けた感想をお話しします。

【受講理由】
受講しようと思った理由は2つあります。1つ目は履修している学修創生型マイナーの修了のために必須の授業であったからです。2つ目は「分野横断デザイン」で決めた学修計画に従って履修した科目で学んだことやそのつながりを整理できていないと感じたからです。これは、就職活動で「ガクチカ」としてメジャー・マイナー学修のことを話そうと考えたことで気づくことができました。私は2年生からメジャー・マイナー学修を始めたのですが、3年生のうちに学びの整理をしたいと思い、「分野横断リフレクション」を受講しました。
 
【授業内容】
まず、これまで履修してきた科目とそこでの学修成果(学んだこと)、正課外活動から得たことを書きだしました。その上で、それらの関係性を考えて学びや考え方にどのような影響を及ぼしたのかを相関図にしました。最後に、到達目標とその達成度、科目や正課外活動の影響についてまとめて、発表を行いました。授業後には、発表をさらに掘り下げ、レポート形式で振り返りました。



授業はおしゃべりも席移動も自由な和やかな雰囲気で、講義形式ではなく「分野横断デザイン」と似ていました。4名の先生方と5~10名の学生からなる少人数の授業であったため、個人ワーク時には先生方が様子を見ながら話しかけてくださいました。その際に学修内容に限らず、正課外活動の話や性格の話など多方面から学びの整理のためのアプローチを提示してくださいました。これにより、忘れていたことや今まで気づいていなかった大事なことを見つけることにつながりました。このような授業形態のため、同じくメジャー・マイナー学修を行っている友達と一緒に履修すると勉強以外の側面についても振り返ることができ、より効果的な振り返りができると思います。

さらに詳しい授業の内容について知りたい方は「分野横断デザイン/分野横断リフレクション」のページを見る、またはNICE学修相談室を利用してみるとよいかもしれません。

【感想】
受講理由でも述べたとおり、受講前は計画通りに履修を行っていたため、「ねらいと概要」や「到達目標」に近づいているような気がするという感覚しかありませんでした。しかし、授業を通じてどの科目が特にメジャー・マイナー学修の軸になっているのか、重要な科目なのかを考えたことで、どの科目のどんな学びがどの「到達目標」に関わっているのかを考えることができました。
 
SAを務める中で、入学時やメジャー・マイナー学修を始めたときはやる気があったけれど、「分野横断デザイン」の履修が終わると一区切りついたと感じ、最後までたどりつけないという声をよく耳にします。また、メジャー・マイナー学修者に限らず、先輩から履修が終わっても振り返らないことから、結局何を学んだのかよくわからないまま大学生活が終わってしまうという声も聞きます。「分野横断リフレクション」は「分野横断デザイン」を履修していない方やマイナー履修をしていない方でも受講可能であるため、大学生活での学びの総括をしたい方はぜひ履修することをお勧めします。