NICEプログラムには、学修デザインに役立つ各分野の入門書を集めた「NICEライブラリー」があります。
毎月、ライブラリーから選んだ本を中心に「今月のおすすめ」として紹介しています。
10月のおすすめは、『建築を知る:はじめての建築学』です。
「はじめての建築学」という副題の通り、大学での進路選択を考えている高校3年生から、大学の建築コースに
入学した大学1年生を対象とした、建築学の入門書です。
「建築家」という職業には、大規模な都市計画に携わったり、記念碑的な建築物をデザインしたりする華やかな
イメージがあります。しかし、日本のような地震国で建築を考えることは、人の生命を預かることでもあります。
故に、数学的で一見地味な印象のある構造学をしっかりと学んでおくことが重要なのだと、この本は強調します。
人の暮らしの安全や快適さだけでなく、建物が立地する景観や社会への責任、持続可能性の追求など、現代社会の
課題に建築学がいかに応えられるかという観点から、建築学の各専門領域についてわかりやすく解説されています。
建築を専攻するひとはもちろん、芸術がいかに社会に寄与できるのかを具体的に考えたいひとにおすすめです。
手に取って見たいと思いましたら、お気軽にNICEプログラム スタッフ・オフィスまでお越しください!