全学部の学生を対象にした授業科目「学校フィールドワークB」において，中学校での学外学修が行われています。
　新潟市立内野中学校は，学習支援ボランティアの方々との協働による教育活動を実施するなど，地域に開かれた教育課程を実現するための新しい仕組みを，地域と学校が一丸となって構築している学校です。このようなオープンな環境の中，学生たちは学習支援活動だけでなく，清掃活動，体育祭の支援，部活動への参加など多様な活動に取り組んでいます。
　参加学生からは，「用務員の方に道具の使い方を教わりながら外の清掃を体験したが，普段はこの広さを一人で掃除していると聞いて驚いた」「学習支援活動を通じて，時間をかけて生徒と関わっていくことで，段々と距離が縮まっていくのを感じる」といった感想がありました。
　教育コーチ及び地域教育コーディネーターの方々からは，「大学１年生という早い時期にこのような活動を体験するのは，教職志望の学生の大きな動機づけになると思う」「中学校には様々な生徒がおり，理解が早い生徒もそうでない生徒もいる。学習支援をする際には，目の前の生徒にどうすれば理解してもらえるかをよく考えて取り組んでみてほしい」といったアドバイスを頂戴しました。

　校長の藤本洋則先生からは，「ぜひとも教育実習とは異なる視点から，どういった働きができるかという自分なりの立ち位置を模索してほしい。現在の内野中学校の地域との関係性や素地を活用し，多面的な見方で学校を見る感覚を養ってもらえれば」とのコメントをいただきました。
　
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　本プログラムは新潟大学と新潟市教育委員会、新潟市小学校長会・同中学校長会、新潟市立学校（東新潟中学校・鳥屋野中学校・内野中学校・西川中学校・笹口小学校・有明台小学校・内野小学校・曽根小学校）との共同研究、共同実践の形で取り組んでいます。
　関係者各位に心から感謝申し上げます。　


【関連リンク】
授業科目「学校フィールドワークA」「学校フィールドワークB」が開講されました
授業科目「学校フィールドワーク A」「学校フィールドワーク B」で学外学修を開始しました