2017年7月5日（水）から，全学部の学生を対象にした授業科目「学校フィールドワークA」「学校フィールドワークB」で学外学修がスタートしました。

　小学校を対象とした「学校フィールドワークA」及び中学校を対象とした「学校フィールドワークB」の学外学修では，教職を希望する１年生を主な対象とし，授業以外の教育現場の運営に焦点を当てて，学校の日常全般の活動を体験しています。学生たちは普段関わることのできない児童や教職員の方々と多くのコミュニケーションをとりながら，学校の教育活動を支える営みを理解し，学校の課題解決を目指していきます。

　新潟市立曽根小学校では，保健室の備品準備・児童応対，プールの清掃・監視をはじめとして，印刷物の準備，特別支援学級の活動，クラブ活動，校内清掃といった幅広い日常活動に関わる機会をいただいています。このように，学生たちは授業以外の活動に関わるという貴重な体験を経て，学校をより広く，深く学んでいこうという動機づけを高めていきます。
　学生たちからは「普段は見られない部分の学校の姿を見ることができ，毎日とても楽しい」「仕事でやっていることでも，人から感謝をしてもらうことで，とてもやる気が出る」といった感想がありました。
　小林広紀校長からは，「学生たちはとてもしっかり活動してくれている。活動の中で悩むこともあるかと思うが，楽しみながら学校活動を経験していってほしい」とのお話をいただきました。
　また，校長及び指導主事を経験した教育コーチの先生からも，「学校側が高い意識を持って学生を受け入れてくれているので，学生の成長につながると思う。感覚が柔軟な１年生のうちに，このようなプログラムを受講するのは貴重な体験」というコメントをいただきました。

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　本プログラムは新潟大学と新潟市教育委員会，新潟市小学校長会・同中学校長会，新潟市立学校（東新潟中学校・鳥屋野中学校・内野中学校・西川中学校・笹口小学校・有明台小学校・内野小学校・曽根小学校）との共同研究，共同実践の形で取り組んでいます。
　関係者各位に心から感謝申し上げます。


【関連リンク】
授業科目「学校フィールドワークA」「学校フィールドワークB」が開講されました