新潟大学 大学教育再生加速プログラム

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ごあいさつ

 新潟大学では、「自律と創生」を全学の理念として教育改革に取り組んできました。地域から国際社会まで幅広く活躍できる、問題解決力の高い人材を養成することを目指しています。そのために、従来型の知識伝達中心の授業から、学生が主体的に課題を見つけてその解決に向けてチャレンジしていく能動的学修への転換を図りつつあります。特に初年次において、学生が学びへの主体性と動機づけを高めるような転換教育を行うことがきわめて重要と考えています。
 平成27年度に採択された「大学教育再生加速プログラム(AP)・テーマⅣ 長期学外学修プログラム」は、まさにこうした本学の教育改革を加速するものです。大学に入学したての学生がおよそ1ヵ月間学外に出て、多様な現場での活動に取り組み、企画力や行動力、協働性、コミュニケーション能力の向上を図ります。
 学生は、たとえば過疎と高齢化に悩む限界集落に入って、自治体職員や住民の皆様とともに持続可能な地域のあり方について知恵を絞ります。あるいは、農業法人やものづくりの現場でのインターンシップを経験して、地域の産業への理解を深めます。短期の海外留学の体験は、異文化への関心を育み、その後の長期留学に結びつくでしょう。さらに、学生自身が自ら主体的にテーマや学修先をデザインするプログラムもあります。
 平成28年7月には、本学が「高大接続改革推進事業」のテーマ別幹事校に指定されました。今後は、自らのAP事業を推進するとともに、選定大学等における取組成果の社会への発信や、他選定校への普及活動、幹事校として、全国の大学等に成果を発信・普及する活動を行ってまいります。
 新潟大学では、この事業を通じて、自ら学び続ける姿勢と豊かな社会性をもった、変化の激しい時代をたくましく生き抜いていく<真の強さを学ぶ>学生を育てたいと考えています。学生達は学修先で、多様な人々と出会い、時には失敗を経験する中で、未来を切り開いていく力を培っていくでしょう。地域の皆様、自治体や企業の皆様の力をお借りしながら、ともに学生を育てていくことができればと願っています。皆様の本事業へのご理解とご協力を賜れば幸いです。
新潟大学長 髙橋 姿
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