学部別履修案内

初修外国語の履修基準

新潟大学での初修外国語の履修基準(卒業要件単位)・履修方法は、学部・学科によって異なっており、最低履修単位数もそれぞれ異なっていますので、まず自分の所属する学部・学科の単位数を確認してください。

学部・学科 最低履修単位数
英語 初修外国語
人文学部 2単位 8単位
教育学部 2単位 2単位
法学部 指定なし 指定なし
経済科学部 2~6単位 6~10単位
理学部 2単位 2単位
医学部 医学科 2単位 6単位
医学部 保健学科 3単位 2単位
歯学部 歯学科・口腔生命福祉学科 2単位 2単位
工学部 2単位 2単位
農学部 2単位 4単位
創生学部 2単位 2単位

以上のことを理解していただいた上で、学部別にどんなコースで、どの外国語を学んだらよいかを説明します。

■学部別履修基準

  • 人文学部 │ 初修外国語8単位

     人文学部の初修外国語の最低履修単位数は8単位ですので、原則としてインテンシブ・コース(1年間・週4回演習形式・8単位)で学ぶことになります。ただインテンシブ・コースにはドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、朝鮮語の5カ国語しかありませんので、それ以外にスペイン語を希望する場合は1年生でスタンダードⅠ/Ⅱ (1年間・週3回演習形式・6単位)を選択し、2年生でスペイン語のスタンダードⅢ/Ⅳ(1年間・週1回演習形式・2単位)で残りの2単位を取得するようにしてください。
     なお、心理・人間学プログラムを志望する学生のうち、哲学、または倫理学を学ぼうとする学生は、専門分野との関係でドイツ語かフランス語のいずれかを選択することをお勧めします。また、言語文化学プログラムを志望する学生のうち、英語圏の言語文化を学ぼうとする学生は、初修外国語の選択は自由ですが、ヨーロッパの言語文化を学ぼうとする学生は、ドイツ語、フランス語、ロシア語のいずれかを選択することをお勧めします。

  • 教育学部 │ 初修外国語2単位

     教育学部の最低履修単位数は2単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を第1、第2タームにそれぞれ1科目履修すれば卒業要件を満たすことになります。
     意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修できます。また、外国語によっては、実践面に力点を置いたオプションのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)を履修することも可能です。

  • 法学部 │ 指定なし

     法学部は英語も含めた外国語の履修を義務づけていませんが、希望する学生は自由に履修が可能です。

  • 経済科学部 │ 初修外国語6~10単位

     経済科学部の最低履修単位数は、6~10単位です。2年次以降に選択する学位プログラムの配属によって、英語と初修外国語を合わせた外国語の最低履修単位数の合計が10単位、又は12単位に分かれますが、英語2単位と初修外国語6単位を含むことは共通しています。履修コース として、スタンダードⅠ/Ⅱ(1年間・週3回演習形式・6単位)を履修するのが標準となりますが、特に意欲がある学生は、インテンシブⅠ/Ⅱ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することもできます。
     また、スタンダードないしインテンシブを履修した後、アドバンスト・コースとして、2年次以上向けの中級科目であるコミュニケーション(1セメスター・週1回演習形式・2単位)を履修することも可能です

  • 理学部 │ 初修外国語2単位

     理学部の最低履修単位数は2単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を第1、第2タームにそれぞれ1科目履修すれば卒業要件を満たすことになります。
     意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修できます。また、外国語によっては、実践面に力点を置いたオプションのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)を履修することも可能です。

  • 医学部 医学科 │ 初修外国語6単位

     医学科の初修外国語の最低履修単位数は6単位です。希望するいずれかの言語のスタンダードⅠ/Ⅱ(1年間・週3回演習形式・6単位)を履修してください。

  • 医学部 保健学科 │ 初修外国語2単位

     医学部保健学科の最低履修単位数は2単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を第1、第2タームにそれぞれ1科目履修すれば卒業要件を満たすことになります。
     意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修できます。また、外国語によっては、実践面に力点を置いたオプションのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)やインテンシブ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することも可能です。

  • 歯学部 歯学科・口腔生命福祉学科 │ 初修外国語2単位

     歯学科および口腔生命福祉学科の最低履修単位数は2単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を第1、第2タームにそれぞれ1科目履修すれば卒業要件を満たすことになります。
     意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修できます。また、外国語によっては、実践面に力点を置いたオプショナルのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)やインテンシブ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することも可能です。

  • 工学部 │ 初修外国語2単位

     工学部の最低履修単位数は2単位で、グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を履修すれば卒業要件を満たすことになります。意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル(週2回演習形式・2単位、オプションでさらに週1回演習形式・1単位の実践面に力点を置いた授業を追加できます)を履修できます。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)やインテンシブ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することも可能です。

  • 農学部 │ 初修外国語4単位

     農学部の最低履修単位数は4単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を第1、第2タームにそれぞれ1科目履修し、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修して、卒業要件を満たすことになります(エッセンシャル科目を含む形で履修してください)。さらに、外国語によっては、実践面に力点を置いたオプションのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
    グローバル理解科目、エッセンシャル科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)やインテンシブ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することも可能です。

  • 創生学部 │ 初修外国語2単位

     創生学部の最低履修単位数は2単位です。グローバル理解科目(ターム完結・週1回講義形式・1単位)を2科目履修すれば卒業要件を満たすことになります。
    創生学部1年次生につきましては、第2タームに必修科目の「フィールドスタディーズ(学外学修)」を履修する必要があるため、グローバル理解科目の履修は第2タームを除きます。1年次第1ターム内でグローバル理解科目を2科目受講して、卒業に必要な2単位を取得完了することも可能です(2年次生につきましては、第2タームでの履修も可能です)。
     意欲のある人は、さらに第3、第4ターム連続開講のエッセンシャル科目(週2回演習形式・2単位)を履修できます。外国語によっては、実践面に力点を置いたオプションのエッセンシャル科目(週1回演習形式・1単位)も用意されています。
    ※なお、創生学部では第3、第4タームに選択必修科目の「領域概説A~F」が計6科目開講されます。したがって、特に1年次生がエッセンシャル科目の履修を検討するにあたっては、各ターム内の開講曜限の重複に十分注意してください。
     グローバル理解科目の代わりに、スタンダード(1年間・週3回演習形式・6単位)やインテンシブ(1年間・週4回演習形式・8単位)を履修することも可能です。

令和6年度入学者の標準的履修方法

学部・学科 標準的な履修例 取得単位数
人文学部 インテンシブⅠ/Ⅱ 8単位
スタンダードⅠ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ
(スペイン語)
8単位
教育学部 グローバル理解科目 2単位
法学部 指定なし
経済科学部 スタンダードⅠ/Ⅱ 6単位
理学部 グローバル理解科目 2単位
医学部 医学科 スタンダードⅠ/Ⅱ 6単位
医学部 保健学科 グローバル理解科目 2単位
歯学部 歯学科・口腔生命福祉学科 グローバル理解科目 2単位
工学部 グローバル理解科目 2単位
農学部 グローバル理解科目+エッセンシャルA 4単位
創生学部 グローバル理解科目 2単位

以上の説明はあくまでも卒業要件単位を満たすためのものです。
必要単位数を超えて学ぶこと、あるいはさらに上級のコースに進むこともできます。

以上の説明を参考にして「初修外国語履修希望科目申告フォーム」に第1希望から順に希望順位を入力して、入学手続き期間最終日までに回答してください。皆さんの申告書に基づいて初修外国語のクラス編成を行いますが、皆さんの希望が特定のコース・外国語に大きく偏った場合には、必ずしも第1希望が叶えられないこともあり得ますので、予めご了承ください。履修科目の選択に疑問などのある場合や、また、授業開始後に、科目の変更希望や、分からないことがある場合には、「問い合わせ先一覧」に従ってお問い合わせください。

1年次第2タームに学外学修等を履修する人の初修外国語選択

新潟大学では1年次の第2タームに、インターンシップや海外での短期語学研修などの学外学修を積極的におこなうことを勧めています。1年次第2タームにこのような学外学修科目等を履修する予定の人は、以下のようなかたちで初修外国語科目を履修してください。

  • 初修外国語
    2単位が必要な方

    1年次の第2タームに学外学修を選択することをあらかじめ決めている人は、第1タームでグローバル理解科目(週1回・1単位)を2科目履修してください。第1タームでグローバル理解科目(週1回・1単位)を1科目履修し、第3、第4ターム開講のグローバル理解科目(「中国語圏グローバル理解」のみ開講)を1科目履修していただくこともできます。

  • 初修外国語
    4単位が必要な方

    1年次の第2タームに学外学修を選択することをあらかじめ決めている人は、第1タームでグローバル理解科目(週1回・1単位)を2科目履修することが可能です。後期にエッセンシャル科目を履修してください。なお、エッセンシャル科目が用意されていない外国語もありますので、科目選択の際には注意してください。

このように、1年次第2タームに学外学修を選択した方は、外国語の履修形態がやや複雑になっていますので、4月と10月に実施される初修外国語履修相談にて、教員のアドバイスを受けてください(それ以外の期間は、授業の担当教員か「問い合わせ先一覧」の各学部の担当係に問い合わせてください)。