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留学:とにかく、やってみる!後悔のない選択を!意外と何とかなります ★学生ライター執筆記事

2024.03.29

 留学経験学生インタビュー記事の第2弾となる今回は、経済科学部4年の渡邉さんにインタビューした内容をご紹介していきます。第1弾の記事はこちら

 渡邉さんは、3年生の夏から冬にかけての約5か月間、オーストラリアに留学していました。留学中は、シドニー工科大学での学校生活だけでなく、現地ホテルでのアルバイトやシェアハウスでの生活、オーストラリア各地への旅など、様々な経験をしてきました。

 渡邉さんは、海外出張の多かった父親の影響で海外に興味を持ち、また大学受験の際の英語学習で英語の面白さに気づいたことで、大学入学後もずっと英語の学習を続けていたそうです。ただ、やはり日本国内という環境に限界を感じ、海外で生の英語に触れたいという気持ちは年々強まっていきました。就職活動のことや費用の面で、もちろん不安もあったそうですが、「今しかできないことを、5年後の自分が後悔しないためにやろう!」と、コロナ禍明けの交換留学の募集再開をきっかけに留学を決意したそうです。

 
 留学先のシドニー工科大学では、週3日/一コマ2時間の時間割で、アカデミックライティングやIELTS、英文法や英会話の授業の他にも、オーストラリアの自然環境やシドニーの街に関する授業を受け、グループ・プレゼンテーションやインタビュー等の課題を通じて学んでいました。大学の雰囲気や設備も日本の大学とは違う点も多く、渡邉さんの留学中にはちょうどサッカーワールドカップが開催されており、大学内のコワーキングスペースを貸し切って、よく友人と観戦をしていたそうです。

 日常生活の面では、シドニー中心地から電車で15分ほどのロックデールというところで、大学が紹介するシェアハウスで生活をしていました。シェアハウスには、オーストラリアの方以外にも、インドやベトナム、フィリピンの方がおり、シャワーやキッチン、洗濯機、乾燥器を共用していたそうです。

 やはり、最初は不安や緊張があり、キッチンを使う際も他の人がいる時間を避けて使っていたそうですが、1ヶ月がたつ頃には、少しの慣れと「もう1ヶ月たってしまった」という焦りが渡邉さんを奮い立たせ、自分から積極的に声を掛けるようになりました。声を掛けてみると、シェアハウスの方はみな親切で雰囲気も良く、時には一緒にご飯を食べに行くこともあったと話してくれました。



 また、渡邉さんは週に数回、現地のホテルでアルバイトもしていました。それも、アルバイトをしよう!と決めたのは、オーストラリアについてからだったそうです。現地でアルバイトをするのは、かなりハードルの高いチャレンジですが、学生ビザの留学でもアルバイトが可能なオーストラリアだからこその挑戦でもありました。渡邉さんの挑戦はこれだけに留まらず、学校が休みに入ると、オーストラリア各地へ旅に出たそうです。学内のアクティビティで出会った中国の友人と二人で行った場所もあれば、たった一人でバックパッカーとして過ごした時期もあったそうです。バックパッカーとして一人で旅をする中で、様々な国籍の人と出会い、多様な価値観や異文化に触れることができてとても良い経験になった、と渡邉さんは当時を振り返ります。

 留学での様々な出会いや経験によって、外国人に対して感じていた壁や、英語でコミュニケーションを取ることへの抵抗感がなくなったと話す渡邉さんですが、以前は街で困っている外国人を見かけても、声を掛けられなかったそうです。ですが、留学での経験値が自信となり、今ではどんな人とでも臆せず話せるようになりました。



 インタビューの中で英語学習の話題になった際、渡邉さんが話してくれたのは、発音練習の大切さでした。正しい発音が分かっている、正しく発音できるという自信があれば、英語で話しかけることのハードルも下がり、何よりも言えた時、英語が通じた時の成功体験を積むことができます。なので、おすすめの学習法は、やはり「声に出すこと」だそうです。渡邉さんが紹介されたAtsueigo YouTubeチャンネルもぜひチェックしてみて下さい。

 最後に、「留学を考えている人に伝えておきたいことやアドバイスはありますか」という質問に対して、渡邉さんは「とにかく、やってみること」と語ります。英語力に自信がないとか、就職活動が…留学の目的が…と思い悩んで、結果、何も行動しないよりも、「とにかくやってみる、行動してみる」ことが大切だと伝えてくれました。

 渡邉さん自身、就職活動を控えた3年生で留学をすることに悩みや不安があったそうです。しかし、コロナ禍で思うようにいかなかった大学2年間を経てようやく留学に行けるようになった3年生で、「いま行かなかったら、5年後、自分は絶対に後悔する」、そう思って留学を決断しました。

 そして4年生になり、留学と就職活動の両方を経験した渡邉さんは、「やはり、あの時に行く決断をして良かったと思います。留学を経験したからこそ、行く前は選択肢になかった就職先に挑戦し、内定をいただくことができました。」と語ってくれました。

 「みなさんも、いろいろな不安があると思いますが、意外となんとかなります」と、やはりここでも留学経験者お馴染みの「意外となんとかなる」を聞くことができました。実は、この記事を書いている私も留学を考えている身であったため、インタビュー中、「いろいろなことを考えすぎて、留学に行く決断がいつも先延ばしになってしまう」と渡邉さんに相談してみました。

 すると渡邉さんは、「行かないという選択肢はいつでも選べるけれど、行くという選択肢は選べる時に選んでおかないと、いつか後悔するときが来る」と、強く私の背中を押す言葉をかけてくれました。そのおかげで、私も「いろいろな悩みや不安を考えすぎて、言い訳にして、結果何もしないのはもうやめよう!」「意外と何とかなるらしいし、とにかく行動しよう」と思えるようになり、留学に向けて動き出す決断ができました。

 渡邉さんは、就職が決まった今も、英語の勉強を続けています。そして、「もう一度、留学をしたい。海外に行きたい。」と、今後の目標を語ってくれました。

 以上、2回にわたって留学を経験した学生にお話を聞いてきましたが、いかがだったでしょうか。新潟大学では様々な留学プログラムと支援制度を準備しています。留学を考えている方、留学に興味のある方は、ぜひ、自分に合った留学に挑戦してみてください。

新潟大学の留学制度


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学務部教務課連携教育支援事務室
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