設置目的
アカデミックライティング部門(以下、本部門)は、本学の基本理念「自律と創生」の下、全ての主専攻プログラムの人材育成において共通に必要なアカデミックライティングに係るプログラムの開発、企画の支援を行い、教育課程におけるアカデミックライティング教育の充実及び発展に資することを目的として、2019年10月1日に新潟大学教育・学生支援機構コモンリテラシーセンターに設置されました。
基本的な考え方
本部門は、以下の二つの基本的な考えの下で、本学におけるアカデミックライティング教育の研究、初年次のライティング教育の開発と実施、専門教育へ接続したライティング教育の開発と実施、ワークショップやセミナーなどを通じたアカデミックライティング教育に関する情報提供を進めていきます。
(1)アカデミックライティングは、多面的思考、論理的思考、課題解決、データに基づいた客観的な分析、言語の運用、他者とのコミュニケーション(適切な自己表現を含む)、情報(機器)の活用に関わる力、これらの汎用的能力を統合して、学修内容や研究成果を表現する行為である。
(2)アカデミックライティングは、全学の理念「自律と創生」の下、全ての主専攻プログラムで育成されるべき「自律的学習者」の養成にとって重要な教育手段である。
育成を目指す能力
本部門は、上記で掲げた基本的な考えの下、アカデミックライティング教育を通じ、以下に掲げる能力を学生が取得できるように、個別の対話を通して指導する形式を基本として、学生を支援していきます。
(1)批判的な思考力及び論理的な思考力
(2)ライティングのプロセス全般を通したメタ認知能力の向上
(3)獲得した知識の切り貼りではなく、自分の中で再構成して論述する力
(4)文献、データなど論拠(エビデンス)を基にした論理構成力
(5)専門教育、主専攻プログラムで身につけるべき、アカデミックな思考方法、研究手法への基礎となる力
活動計画
(1)アカデミックライティング教育を支える人材育成のための教育パッケージの編成・実施
(2)アカデミックライティング教育に関する資源提供・助言
(3)アカデミックスキル教育の研究・開発
(4)修士レベルの学生のアカデミックライティングをサポートできる博士課程学生を育成する授業・講座の供給
(5)ライティングサポートデスク(仮称)の設置