新潟大学 大学教育再生加速プログラム

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     2019/10/11授業科目「学校支援フィールドワークA」「学校支援フィールドワークB」で事後学修が行われました
 全学部の学生を対象とした授業科目「学校支援フィールドワークA」「学校支援フィールドワークB」で事後学修が行われました。
 
 授業最終日の2019年9月25日(水)に行われた事後学修では、学外学修の振り返りと成果発表(プレゼンテーション)を行いました。
 授業の前半に学生たちは、学外学修中に作成した記録を振り返りながら、各自で学外学修をとおして学んだことをまとめ、プレゼンテーション資料を作成しました。
 
 発表の時間では、活動内容の紹介と、活動をとおして感じたこと、学んだこと等を学外学修先のグループごとに発表が行われました。
 小学校で実習をしたグループからは、学習支援、事務作業手伝い、校外学習引率、保健室業務などの活動が紹介され、「先生たちが子どもたちに負けないくらいに元気で積極的な姿に驚いた」「多くの地域の方や保護者の方が下校時の見守りのボランティアをしていたのを見て、とても信頼関係ができている学校であることを感じた」といった感想がありました。また、活動中に工夫したこととして、「子どもたちが安心、安全に気持ちよく学習が行えるように考え、グループで分担したり、声をかけたりして連携をとりながら活動した」といったことも紹介され、学生自ら課題解決のために工夫した姿も見られました。
 
 中学校で実習をしたグループからは、学習支援、体育祭準備、部活動のサポート、校内美化活動などの活動の紹介と、「生徒にうまく声をかけられなくて落ち込んだこと」や「暑い中での草取りに挫けずに笑顔で頑張ったこと」などのエピソードが紹介されました。学生たちは様々な活動をとおして、「生徒が主体になって活動できるように先生方が裏で十分なサポートをしていること」を実感し、今後の目標に「少しのことでもへこたれない心を持ちたい」「観察眼を鋭くしていきたい」などをあげ、今後教員を目指す上での自らの課題を見つけた様子でした。
 
 高校で実習をしたグループからは、学習支援、学校技術員補助、アンケート集計作業、文化祭準備・運営補助などの活動が紹介され、「学習支援の時に、自分の経験や考えを伝えて生徒と一緒に考えることも大切だと学んだ」「高校教員は教科教育だけでなく、進路指導など時々に応じた生徒への支援があることが分かった」といった気づきがあり、5日間という短期間でも内容の濃い体験ができた様子が伺えました。
 
 発表を聞いていた学生たちは、各実習先での様々な体験に聞き入り、児童生徒とのコミュニケーションの取り方、授業中の生徒への声かけなどの支援の仕方など共通した話題に対して、自らの体験と重ね合わせ共感したり、理解を深める姿が見られました。

 発表の最後に、教育コーチの先生からは、「発表を聞いて、実習先で一生懸命に活動に取り組んでいたことがよく伝わってきた。事後学修で、学外学修を体験して見つけた小学校、中学校、高校それぞれの課題を共有し、理解したことを忘れずに今後も教員を目指して学修していってほしい」と講評をいただき、今年度の「学校支援フィールドワークA」「学校支援フィールドワークB」の授業を終了しました。
 
 本科目で学生たちは、学校を取り巻く環境について理解を深め、学校現場での教員の仕事の多様性とやりがいを見つけることができました。学外学修を体験して見つけた自らの課題をもとに、今後は教職に対するビジョンをより明確化し、今後の学修に繋げていきます。


【関連リンク】
授業科目「学校支援フィールドワークA」「学校支援フィールドワークB」が開講されました



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