受講生の声

1・2年生対象 長期・企業実践型プログラムⅠ・Ⅱ

自己成長は一歩踏み出すことから

2024.03.15

科目概要

 企業での実習と大学での学修支援を合わせた本格的な長期インターンシッププログラム。
 「Ⅱ」では夏期休業期間中に3-4週間程度の企業実習を行う(他大学の学生と一緒に実習を行う場合あり)。「Ⅰ」では「Ⅱ」の実習に参加することを前提として、企業研究・各自の目標設定と振り返り・汎用的能力養成等を大学で行う。なお「Ⅱ」の実習は就業「体験」にとどまらず、実際の業務や課題の調査・提案等も行い、実習後には成果報告会を実施する。企業実習の受入先は、新潟県内企業および主に首都圏の経済同友会インターンシップ推進協会会員企業がある。
※「Ⅰ」「Ⅱ」を必ず合わせて受講

キーワード ※受講生があげたキーワード

振り返りと成長

スケジュール

令和5年度
受講決定まで
①履修登録、②説明会、③応募シート提出、④面談、⑤受講者決定
事前学修
6月~8月(科目Ⅰ)対面と非対面(Zoom)での事前学修
    ・成長目標・行動指針の設定と受講生同士の相互フィードバック
    ・実習先企業・業界研究の報告とディスカッション
    ・受入企業ごとの事前課題への取り組み
    ・企業人ゲストによる講話
    ・実践的マナー講座、基礎スキル講座(プレゼンテーション等)
学外学修
学外学習先:江部松商事株式会社
①物流部での一日仕事体験
②営業部とテレマーケティング部での仕事体験
③「ぐるっとキッチン」のブログ閲覧数・インスタグラムのフォローワーアップへの取組
④商品紹介動画の作成
事後学修
9月から10月(科目Ⅱ)
 事後学修(振り返り)、レポート作成、成果報告

受講生の声(法学部 2年次)

1・2年生対象 長期・企業実践型プログラムⅠ・Ⅱ
授業をとったきっかけは何ですか?
 2年生になって必修授業の数も減り、自分の時間が増えました。1年生の頃から大学に入って何か挑戦してみたいという気持ちがあり、自分が取れる時間が増えたタイミングでできることがないかとGコード科目一覧を見て、企業で働くということを早いうちから知ることができるこの授業を見つけて、興味がわいたのがきっかけです。
学外学修先を選んだ理由は何ですか? 
 もともと、モノづくりに興味がありました。ここでいうモノづくりは製品だけでなく、SNSでの広告も当てはまり、その発信方法もどういうものであるか知ってみたいという気持ちがありました。今後は文系・理系関係なくSNSを使いこなせる人に需要があると考えています。
 受入先の江部松商事さんでは、そうしたSNSを活用した会社のファンづくりが学生の取り組む課題になっていたので、そこで学べることがあるのではないかと思いました。
企業ではどのような活動をしましたか? 
 企業の内部を深く理解するために、実習初日は一日企業で働く経験をしました。その経験を通じて、企業の運営形態を直接学ぶことができました。
 その後、会社のブログ「ぐるっとキッチン」の認知度拡大と製品紹介のために、2週間で4、5本の紹介動画を作成しました。これらの動画は、企業からのアドバイスに頼らずに、基本的に自分たちで考えて作成しました。このプロセスを通じて、見せ方や情報をまとめる力を身につけることができました。
受講してみて良かった点は何ですか?
 振り返る習慣が身についたことで、経験を無駄にすることなく、自己成長につなげられるようになったことです。動画作成のフィードバックをもらってから次に生かすまでのスパンが短かったので、常に完璧な作品に仕上げるために過去の作品での反省点をまとめ、次の動画を作るということは常に意識していました。この経験から、授業だけでなく、毎日の出来事を日記に記録することで、過去のミスを繰り返さないように工夫するようになりました。
授業の中で大変だったことは何ですか?
 最後の発表のための資料作りに一番時間をかけたので、それが一番大変でした。実習3週間分の内容を8分以内でまとめるという制約の中で、実習で学んだことすべてを余さず伝える点で苦労したことが多かったです。自分が伝えたいことをうまく伝えられなかったり、一緒に取り組んだ学生と自分とでそれぞれの一番伝えたいことをすり合わせるのに時間がかかったりしました。
担当教員はどのような人でしたか? 
 親身になって話を聞き、必要なときには厳しい意見もはっきりと伝えることができる方です。ここでいう厳しい意見というのは、社会のルール(メールの送り方、挨拶の仕方など)という基本的なことの指摘であったり、自分の意見ややりたいことがあまりにも無謀なものであったり、客観的に見て悪いものであったりするときにはっきりと言うことなどです。
 決して人によって言うことを変えることはなく、誰とでも平等に接する姿が今でも印象に残っています。
受け入れ先の方々はどのような人たちでしたか?
 自分たちのやりたいことに対して肯定的で、作成した動画に対して様々な観点から意見をいただけました。基本的には自分たちの能力を信じてくれて、自分たちに必要な情報やアドバイスを求めたときには、すぐに対応して下さいました。
その後の大学生活で役立っていることは何ですか? 
 物事を振り返る際、常になぜそれをするのかを考えるようになり、物事の本質をとらえることができるようになったことです。実習では、SNSで情報を発信する理由、そのことによっての影響を考え、適切な情報を動画にのせることができました。その経験が今でも自己成長の一助になっています。
どのような人におすすめですか?
 大学1年生や2年生で何か新しいことを始めようと考えているが、一歩を踏み出すのをためらっている人は特に、この実習を体験してみてほしいです。その経験は、新しいことを始める際の恐怖を取り除く助けになると思います。
 また、現在の大学生活が退屈で時間を持て余している人には、新しい活動がちょうど良い暇つぶしになるでしょう。何となくやってみようと思った経験こそ、自己成長の機会を提供し、大学生活をより充実したものにすると思います。

後輩へのメッセージ ※受講学生アンケートより

 正直、夏休みの半分を費やす、ということに関して抵抗があるかもしれませんが、やって損はないですし、後悔することはないと思います。実習先の方はどの実習先でも優しく接してくださるので、そこに関しては心配する必要はないです!軽い気持ちで始めたとしても、実習が始まったらやるしかない状況になるので、まずは一歩踏み出して挑戦してほしいです!

担当教員からのメッセージ

 授業が終了した後も、すぐに新しい一歩をふみ出していましたね。この授業が新しい世界に飛び出すきっかけとなったことを嬉しく思います。今後の活躍に心から期待しています。