活動紹介

企業等その他

【授業紹介】新潟の企業の魅力を探る -オープンカンパニー体験会(2025春季)-

2025.02.28

 この授業は、新潟県内のさまざまな企業の魅力や強み、それを生み出す背景や風土について理解を深めるとともに、自分自身の職業観やキャリアビジョンについても新たな気づきを得ることを目指し、2022年度より夏休みと春休み期間に実施しています。

 受講の主な対象は大学1・2年生です。1・2年生には、卒業後の進路に関することはもちろん、大学生活の過ごし方を考えるための時間がまだ多く残されています。
 
 学生は新潟大学だけでなく、新潟県内の他大学や、新潟県出身で県外大学に在籍する学生たちも多く参加し、ともに学びます。

 プログラムは春休みの5日間、下記のような流れで行われました。

 ●初日:事前学習
 ●2~4日目:企業訪問(4社)
 ●最終日:事後学習・成果報告会、学生と企業の方とのホンネトーク 
    
 今回は訪問する企業が異なるコースを5つ設定し、7つの大学から計45名の学生が参加しました。

 初日の事前学習では、インターンシップの基礎知識を学び、「仕事」「働くこと」に対する自分の考え方・価値観を1人1人が言葉にしました。また2日目以降の訪問企業について調べ、グループで質問を出し合いました。


 2~4日目の企業訪問では、会社説明と見学・体験などを通じて各企業の事業内容を学び、さらに経営幹部の方からは経営方針や将来ビジョンについて、若手従業員の方からは普段の働き方や自社の魅力について、お話をお聞きしました。




 最終日の成果報告会では、訪問して知った「企業の仕事・社風・働き方」と「自分の仕事観」との接点について検討し、企業の方々にお越しいただきグループで発表しました。


 さらにその後は、各企業の人事担当者や若手社員の方々と「仕事の面白さや大変さ」「私の学生時代/もし戻れるなら何をしたい?」などのトークテーマについて、和気あいあいと語り合いました。


 参加学生からは

〇文系、理系の枠にとらわれず職を探していい、むしろそうするべきだということを学ぶことができた。将来自分がどう生きたいかを考えるきっかけになった。また、就職活動の流れについてもお話しを聞いて、不安な気持ちが少し消えてよかった。

〇聞いたこともない企業や専攻分野と関係ない企業ばかりで、果たして参加して意味があるのか、と正直疑問に思っていた。しかし行ってみると、そこで熱意、プライドを持って働く方々を目にし、今まで関係ないと思っていた業種にも興味を持つことができた。

〇これまでの経験や、親など身近な人の話だけで判断していたが、社会には私の知らない、素敵な企業がまだまだたくさんあるのかもしれない、と思うことができ就活を前向きに捉えることができるようになった。

〇自身の好き嫌い、考え方、価値観、これから先の人生について深く考えるきっかけとなり、これからの大学生活、就活の指針になっていく良い機会になり参加してとても良かった。

 などの声が寄せられました。

 この授業は、次年度も開講予定です。

【今回の参加企業】
 Aコース:北越コーポレーション(株)、(株)ミツヒデ、(株)アジカタ、東芝ホームテクノ(株)
 Bコース:ユニオンツール(株)、(株)千代田設備、三菱ガス化学(株) 新潟工場、東京アプリケーションシステム(株)
 Cコース:シマト工業(株)、(株)たかの、(株)中喜、(一社)新潟県労働衛生医学協会
 Dコース:北越工業(株)、(株)レックス、(株)Hakuhodo DY ONE、マイクロ・テック(株)
 Eコース:(株)小野組、(株)栗山米菓、日生不動産グループ、レイシスソフトウエアーサービス(株)

※この授業は、新潟県内の大学や経済団体・企業・自治体等が参画し、産官学連携で新潟の若者雇用と育成を目指す「新潟地域連携コミュニティ」の加入機関の協力により運営しています。


【本件に関するお問い合せ先】
教育基盤機構 未来教育開発部門 担当/山田
E-email:n-community(at)ge.niigata-u.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください