誰にとっても身近な食べ物のおにぎりですが、新潟大学・刈羽村先端農業バイオ研究センターの研究グループ(農学部・三ツ井敏明教授ら)で開発された新品種のコシヒカリ「
新大コシヒカリ」を使って、おにぎりの開発・販売に取り組む学生たちがいます。
この学生たちは、社会開放演習Aを受講する経済科学部の学生10名。同授業では、学んだ知識やスキルを活用して、大学外をフィールドにした課題解決活動を学生たち自身が企画し、それを実践します。
同メンバーは、「お米」「人・地域・企業を繋ぐ(コネクション)」などを掛け合わせた「こめくしょん」というプロジェクトを立ち上げ、2024年10月から活動を始めました。

「こめくしょん」の活動では、学生が地域資源への理解を深め、新潟の魅力を伝えること、また、おにぎりの開発・販売という活動を通じて、地域の中で学生がさまざまな方々と関わりながらプロジェクトを運営する経験を積むことを目指しています。
地元食材を使った具材の考案・試作、他大学の視察なども経て、2024年12月から実際に販売活動を開始しました。これまで、中高生向けイベントでの販売、新潟大学旭町キャンパスでのキッチンカー出店、大学近隣のスーパーマーケットでの地域住民向け販売などを行い、ほぼ毎回おにぎりは完売とのこと。
近隣スーパーマーケットでの販売告知
あっという間に完売!
こうした活動の成果は、学生が新潟という土地に根ざした地域資源に目を向けるきっかけになるだけではありません。おにぎりの販売という経済活動を通じて、活動に協力して下さる地域の関係者と意見交換を重ねながら、いかに自分たちが感じた価値を広め、世の中に流通させていくか、実践でしか得られない学びを得る格好の機会となっています。
なお、1/23(木)・24日(金)の2日間は、大学内五十嵐キャンパスの生協第一食堂でもおにぎりの販売が行われる予定です。
<活動紹介>
Instagram
【本件に関するお問い合せ先】
学務部教務課連携教育支援事務室
Email renkeikyoiku(at)adm.niigata-u.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください