この授業は、新潟県内のさまざまな企業の魅力や強み、それを生み出す背景や風土について理解を深めるとともに、自分自身の職業観やキャリアビジョンについても新たな気づきを得ることを目指し、夏休みと春休み期間に実施しています。
受講の主な対象は大学1・2年生です。1・2年生には、卒業後の進路に関することはもちろん、大学生活の過ごし方を考えるための時間がまだ多く残されています。学生は新潟大学だけでなく、新潟県内の他大学や、新潟県出身で県外大学に在籍する学生たちも多く参加し、ともに学びます。
プログラムは、春休みの5日間、下記のような流れで行われました。
●初日:事前学習
●2~4日目:企業訪問(3~4社)
●最終日:事後学習・成果報告、学生と企業の方とのホンネトーク
2024年の春は、企業訪問4コースに計46名の学生が参加しました。
初日の事前学習では、インターンシップの基礎知識を学び、「仕事」「働くこと」に対する自分の考え方・価値観を1人1人が言葉にしました。また2日目以降の訪問企業について調べ、グループで質問を出し合いました。

2~4日目の企業訪問では、会社説明と見学・体験などを通じて各企業の事業内容を学び、さらに経営幹部の方からは経営方針や将来ビジョンについて、若手従業員の方からは普段の働き方や自社の魅力について、お話をお聞きしました。

最終日の成果報告会では、訪問して知った「企業の仕事・社風・働き方」と「自分の仕事観」との接点について検討し、グループで発表しました。

さらにその後は、各企業の人事担当者や若手社員の方々と、「仕事」や「働くこと」についての考え方、期待や不安などについてざっくばらんに語り合いました。

参加学生からは
●漠然としていた仕事に対する自分の中のイメージや価値観が具体的になったと感じます。得た気付きや学びを自身にインプットし、今後の就活においてアウトプットしていきたいと思います。
●社会人の方とお話する機会も多く、自分の知りたいこと・大切にしたいことも以前より明確になった。
●同学年でも自分より就活について真剣に考え、行動し学びを得ている仲間を見てとても良い刺激を受けた。
●社会人と同じような生活リズムで過ごし、社会人の1 日の感覚を体感できたのも貴重な経験だと感じます。
などの声が寄せられました。
この授業は、次年度も開講予定です。
【今回の参加企業】
Aコース:サトウ食品(株)、新潟トランシス(株)、(株)太陽工機、(株)shabell
Bコース:北越コーポレーション(株)、(株)アジカタ、(株)北村製作所、ユニオンツール(株)
Cコース:(株)千代田設備、東京アプリケーションシステム(株)、(株)WELCON、北越工業(株)
Dコース:三星工業(株)、OKIサーキットテクノロジー(株)、テーブルマーク(株)
※この授業は、新潟県内の大学や経済団体・企業・自治体等が参画し、産官学連携で新潟の若者雇用と育成を目指す
「新潟地域連携コミュニティ」の加入機関の協力により運営しています。
【本件に関するお問い合せ先】
教育基盤機構 未来教育開発部門 担当/山田
E-email:n-community(at)ge.niigata-u.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください