今回ご紹介する科目は「新潟の企業の魅力を探る -インターンシップ体験会-」です。
この授業は、新潟県内のさまざまな企業の魅力や強み、それを生み出す背景や風土について理解を深めるとともに、自分自身の職業観やキャリアビジョンについても新たな気づきを得ることを目指しています。
受講の主な対象は、卒業後の進路選択のために考える時間がまだ多く残されている1・2年生です。学生は新潟大学だけでなく、新潟県内の他大学や、新潟県出身で県外大学に在籍する学生たちも多く参加し、ともに学びます。
プログラムは、夏休みの5日間、下記のような流れで行われます。
●初日:事前学習
●2~4日目:企業訪問(3社)、講話・体験(1社)
●最終日:事後学習・成果報告
2023年の夏は、企業訪問4コースに、計49名の学生が参加しました。
初日の事前学習では、インターンシップの基礎知識を学び、「仕事」「働くこと」に対する自分の考え方・価値観を1人1人が言葉にしていきます。また2日目以降の訪問企業について調べ、グループで質問を出し合います。

2~4日目の企業訪問では、会社説明と見学・体験などを通じて各企業の事業内容を学び、さらに経営幹部の方からは経営方針や将来ビジョンについて、若手従業員の方からは普段の働き方や自社の魅力について、お話をお聞きします。

最終日の成果報告会では、訪問して知った「企業の仕事・社風・働き方」と「自分の仕事観」との接点について検討し、グループで発表します。

参加学生からは
●自分が知らないだけで、魅力ある企業はまだまだ沢山あると身をもって感じることができた。(1年生)
●就職先を地元である新潟かそれ以外かで迷っていましたが、企業へ実際伺ってお話を聞くことで、地元の企業の魅力を知り、そこで働く人の声を直接聞くことができ、どちらを選択するか、より明確になりました。(2年生)
●仕事の内容だけでなく、どのように大学生活を過ごすべきなのか、やりがいは何なのかなどを聞くことができて、いい学びになった。(2年生)
また、参加企業からは
●学生が自社にどのようなイメージを抱いているのかが知れ、今後の情報発信の大きな参考となった。
●BtoBの製造業や建設業など知名度の低い業種でも、地域に貢献し働き甲斐のある企業が沢山あることを知ってもらうことができた。
●学生が就職活動に抱いている期待や不安などの意見を聞くことができ、今後の採用活動のヒントを得ることができた。
などの声が寄せられました。
この授業は、今年度の春休み(2024年2-3月)にも開講予定です。
【今回の参加企業】
Aコース:(株)コスモエンジニアリング、(株)堀内組、(株)新潟ケンベイ、ユニオンツール(株)
Bコース:(株)千代田設備、(株)たかの、(株)越佐ロード、(株)クラレ新潟事業所
Cコース:東京アプリケーションシステム(株)、(株)WELCON、越後製菓(株)、(株)小野組
Dコース:北越工業(株)、(株)SUS、(株)福田組、北越コーポレーション(株)
※この授業は、新潟県内の大学や経済団体・企業・自治体等が参画し、産官学連携で新潟の若者雇用と育成を目指す「
新潟地域連携コミュニティ」の加入機関の協力により運営しています。
【本件に関するお問い合せ先】
教育基盤機構 未来教育開発部門 担当/山田
E-email:n-community(at)ge.niigata-u.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください