新潟大学 大学教育再生加速プログラム

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     2019/12/03学外学修を履修した学生の今 -大学生目線のまち歩き番組の制作に取り組む-
 2017年度に創設されてから3年目を迎える創生学部では、学生各自が関心を持つ課題について深く掘り下げ、探究をすすめていく授業科目「プロジェクトゼミⅠ・Ⅱ」が開講されています。
 
 約3年前に株式会社ニューメディア新潟センター(NCV)で学外学修を受けた学生が、「プロジェクトゼミⅠ・Ⅱ」で同社と新潟市西区役所からの協力を得て大学生目線のまち歩き番組の制作に取り組むとの話を聞き、学外学修学生広報チーム(学生広報チーム)が取材してきました。
 
 2019年10月31日(水)に新潟市西区役所にて、学生と学外協力者の方が参加のもとプロジェクト会議が行われました。
 
 プロジェクトを企画した学生から、「大学生に大学周辺の地域に親しみをもってもらうこと」を目的に企業、自治体との連携で内野エリアのまち歩き番組の制作を提案し、企画の概要と学生自身が事前に調査して考案した番組内容の説明がありました。
 
 その後に行われた意見交換では、NCVの社員の方から、番組制作側からのアドバイスがあり、西区役所の職員の方からは西区の住民の思いやお店の情報など、学生だけでは知り得ない知識を絡めて、学生に新しいアイディアの提案がされていました。
 その一方、「作ることが目的になっている。作った先の目的は?」や「学生から番組を見てもらう具体的な方法は?」といった厳しい指摘があり、企画内容にまだ不十分なところがあることに気づかされる場面もありました。

 
 会議終了後、学生広報チームは、学生と学外協力者の方々にインタビューを行いました。

 
―今回プロジェクト会議に参加して-
 NCVの社員の方:
 「このプロジェクトを企画した学生とは1年生のころからの付き合いです。彼は意欲的で熱心な学生であることは昔から変わりません。さらに現在は自分で何かを企画する能力がある。その一方で、フィールドスタディーズで学んだ課題解決の考え方を生かし切れていないので、この先の成長に期待しています。」
 
 西区役所地域課長:
 「西区内には新潟大学があるので、今回も含めて貴学と協働でできることはとてもプラスになっていると思います。内野エリアひいては西区の愛着を学生目線から考えて番組を制作してほしいです。我々の最終目標としては将来卒業しても西区に定住してくれること、これが一番です。今後も積極的に協力していきます。」
 
 プロジェクトを企画した学生:
 「NCVの方や西区役所の職員、地域住民といった様々な立場の方々の様々な意見をくみ取ってプロジェクトを企画しなければいけないことが一番大変です。しかし、こういった経験が自分の将来を考える材料になっていますし、自分のことを見つめなおせるなど、この実習はとても大変である以上にとても有意義な時間を過ごしてると感じています。」
 
 
 学外学修を受けて約3年経った今、プロジェクトを企画した学生は学内にとどまらず積極的に学外に出て様々な方と協働して活動に取り組んでいました。今後は今回の会議で出た意見を参考に企画内容を再検討し、番組制作に向けて準備していくとのことです。
 
 学外学修を履修した学生の今後の活躍に期待します。

 
 
取材・文章/学外学修学生広報チーム


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