活動紹介

地域企業等

【授業紹介】地域企業の人材不足の問題を、当事者である大学生の視点で考える

2023.07.07

 新潟大学では、新潟県内の各地域を実際に訪れ、地域や企業の課題をともに考えたり、課題解決策の実現を試みたりする実習授業も多く開講されています。そんな授業の 1 コマをここではご紹介します。

 経済科学部地域リーダープログラムの学生が主に受講する「課題演習 B (担当:同学部 高澤助教)」では、 2022 年度から、新潟県央地域の三条市をフィールドの 1 つとして活動しています。 1 年間をかけて活動する同授業のテーマは、「地域からの若者の流出/地域企業の人材不足」。この問題に対して、若者と地域企業の双方にとってより良い「接点」づくりを、当事者である大学生の立場から考えていきます 。

 6月・ 7 月 の土曜日を使って行われた実習では 、約 10 名の学生が三条市を訪れました。新潟県外出身の学生が半分近くを占め、初めて同地域を訪れる学生も多い中、実習では、企業の見学や体験とともに、さまざまな立場の方からレクチャーを受け、対話します。

 企業の経営者、U ターンした若手社員、市役所職員、地域おこし協力隊など、地域のそれぞれの立場で、将来に向けたどんな願いや課題を抱えているのか、繰り返しお話を聞き、質問を重ねることで、学生も課題の輪郭が徐々に見えてきます。

 学生たちは今後、夏休み期間に企業での就業体験に参加することで課題の解消策について考えを深め、他地域の事例などもリサーチしながら学生目線での提案を行い、その実現を目指します。今後の活動が楽しみです。

※なお 同授業は、経済科学部以外の学生も受講しています。
(授業名: 現場訪問とデータから読み解く新潟の今 -新潟地域産業の可能性を探るー)

【本授業の協力機関】
・三条市役所 商工課
三条未来づくり舎 日吉舎
株式会社MGNET(マグネット)
・合同会社ビーゼア

【7 月の授業にご参加いただいた企業の皆様(写真)】
シマト工業株式会社
株式会社フォーワテック・ジャパン
株式会社プラスワイズ
 
          三条の鍛冶技術を体験する学生
               
              企業と学生との対話


【本件に関するお問い合わせ先】
学務部教務課連携教育支援事務室
Email  renkeikyoiku(at)adm.niigata-u.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください