受講生の声

1・2年生対象 
長期・企業実践型プログラムⅠ・Ⅱ

大学で本気でがんばったと言えるものを残したい

2017.12.19

科目概要

 企業での実習と大学での学修支援を合わせた本格的な長期インターンシッププログラム。
 「Ⅱ」では夏期休業期間中に3-5週間程度の企業実習を行う(他大学の学生と一緒に実習を行う場合あり)。「Ⅰ」では「Ⅱ」の実習に参加することを前提として、企業研究・各自の目標設定と振り返り・汎用的能力養成等を大学で行う(企業訪問を行う場合あり)。「Ⅱ」の実習は就業体験にとどまらず、実際の業務や課題の調査・提案等を行う。実習後には成果報告会を実施する。なお企業実習の受入先は、新潟県内企業および主に首都圏の経済同友会会員所属企業があり、実習の一部は有償(もしくは交通費等の実費のみ支給)で行われる。
※「Ⅰ」「Ⅱ」を必ず合わせて受講

キーワード ※受講生があげたキーワード

経験 将来 挑戦 自身との向き合い 苦闘

スケジュール

平成29年度
受講決定まで
①説明会参加・履修登録、②応募シート提出、③面談、④受講者決定
事前学修
6月~7月(科目Ⅰ)大学での事前学修
 ・総合ガイダンス、先輩の体験談を聞く
 ・成長目標・行動指針の設定と受講生同士の相互フィードバック
 ・企業・業界研究、調査した内容のプレゼンテーション
 ・受入企業からの事前課題
 ・実践的マナー講座 など

学外学修
8月~9月(科目Ⅱ:実習(インターンシップ))
 学外学修先:株式会社三幸(三幸製菓) 人事部
 ・障がいのある方が働きやすい環境づくりをテーマにしたハンドブックとポスターの作成
 ・工場見学
 ・人事部の事務業務補助 など

事後学修
9月~11月(科目Ⅱ)
  事後学修(振り返り)、レポート作成、成果報告会

受講生の声(人文学部 1年次)

1・2年生対象 
長期・企業実践型プログラムⅠ・Ⅱ
授業をとったきっかけは何ですか?
授業自体はガイダンスで知りました。働くということに興味があったのですが、どんな職業に就きたいかは漠然としていたので、「働く」ということを学びたいと思い、履修を決めました。また、大学を卒業するときに自分が胸を張って大学で頑張ったと言えるものを残そうと決意し、1年生のうちから企業へインターンシップをする授業に挑戦してみたいと思ったからです。
学外学修先を選んだ理由は何ですか?
1年生は参加できる企業が限られており、主に県内企業から選択するようでした。私が選んだ企業は人事部が受け入れ先だったので、どんな人が企業に求められているか知りたかったのと、課題の内容がロイヤリティの向上だったのでそれが気になったことも選んだ理由です。
どのような活動をしましたか?
まず人事部の仕事説明を受けて、工場見学をしました。そして企業が抱えている4つの課題から「障がいのある方が働きやすい環境づくり」を、成果物を残すための取り組みテーマに選び、管理者の方が知識を深められるようなハンドブックと、工場の方に見ていただくハンドブックを簡略化したポスターを作り、最終的にプレゼンを行いました。
その他にも事務作業や障がい者雇用関連のセミナーに参加したり、実際に働いている障がいのある方への面談にも同行させていただきました。
受講してみて良かった点は何ですか?
私は1年生ということもあり、事前学修ではあまり自分の意見を言うことができませんでした。しかし、インターンシップの期間中から徐々に自分の意見を言うことができるようになりました。
また、インターンシップを通して、自分の意見が他の人への学びになることが分かり、社会人としての心構えや意識が身についたと思います。講義形式の授業だけでは得られない経験ができました。
授業の中で大変だったことは何ですか?
毎週の課題が大変でした。企業からは職場環境に関する本を読んだ感想や、課題に対して自分の経験を踏まえたレポートの提出があり、質的・量的にも大変でした。
インターンシップでは、私たち学生をお客様扱いせず社員として接していただき、プレゼン内容に対してご指摘やご意見をいただく場面もありました。学生はそれまでの過程を評価されることもありますが、社会は決してそうではないということを経験し、将来社会に出るために必要な経験をすることができました。
担当教員はどのような人でしたか?
熱意がある先生でした。私は褒められることがあって嬉しかったです!
受け入れ先の方々はどのような人たちでしたか?
仕事に対して誠実で真面目な方でした。忙しい中、私たちが毎日書いている報告書にたくさんアドバイスを書いてくれたり、私たちのために時間を割いてくださったのがありがたかったです。
週に一度面談があり、将来のことなどいろいろと相談にのっていただきました。その面談が終わると、絶対に口角が上がっているんです。「頑張ろう!」と思えるような、意識を高めてくれる方でした。
今後に役立てたいことはありますか?
いろいろな仕事を調べて自分に合ったものを見つけ、可能性を広げていきたいです。大学では、興味のあるものから幅広く学んでいきたいと思います。あとは授業が大変だったこともあり、忍耐力がつきました。
どのような人におすすめですか?
・何かに挑戦したいけれどそれが見つからない人
・大学に入った意味がないと感じている人

後輩へのメッセージ ※受講学生アンケートより

・夏休みの期間をインターンに費やすには勇気がいるかもしれません。でも、1・2年生の今じゃないと学べないことを学べるインターンです。企業ではなく、自分を知るインターンだと思います。
・参加して後悔することは無いです。大学で学ぶ事ができないことで社会で必要なこと、求められることが何なのかを学ぶことができます。少しでもやりたい気持ちがあるのなら是非参加してほしいです。
・意識の高い仲間に囲まれて貴重な経験をすることができます。将来像を明確に出来るのでその後の大学生活にも大きく良い影響を及ぼすことは間違いありません。受講は必ずメリットになります。

担当教員からのメッセージ

 決して楽な授業ではなかったと思います。実習先の企業でも、普段の大学生活とは異なる環境の中で約1ヶ月間、ミッション達成のために試行錯誤し、社員の方からの厳しい指摘に悔しい思いをしたことも、自分の力不足を実感したこともあったでしょう。それでも、最後の成果報告会で、誰かの借り物の言葉ではなく、自分だけの経験から生み出した言葉で、これからの大学生活への意気込みを堂々と語る皆さんの姿がそこにありました。今後の活躍に、心から期待しています。

参考リンク