受講生の声

フィールドスタディーズ
(学外学修)

オリジナリティーを追及

2017.11.24

科目概要

 企業や自治体など、学外のフィールドに出て行き、グループで活動を行う授業です。グループごとに現場の方々のサポートを得ながら課題を発見し、学生主体の企画や提案の一連のプロセスによって、社会の課題を体感し、大学での学修意識の転換を図ります。授業は学外で行う4週程度のフィールドワークのほか、学内で行う事前・事後学修によって構成されています。

キーワード ※受講生があげたキーワード

思考力向上 時間管理 グループワーク

スケジュール

平成29年度
事前学修
6月上旬~6月中旬
 授業ガイダンス、全体レクチャー(外部講師)、個人目標設定・グループ編成、フィールド事前調査、
 グループ目標設定
学外学修
6月下旬~7月下旬
 学外学修先:株式会社たかだ
 学修テーマ:阿賀町の観光資源の掘り起し~「ホテル角神」周辺の観光資源の発掘と物産、行事の企画提案~
 学 修 内 容:阿賀町地域を見学、課題発見と解決策を考える、プレゼンテーション、泊まり込みのホテル業務
事後学修
7月下旬~8月上旬
 事後学修ガイダンス、グループでの学修成果のまとめ(プレゼン準備)、プレゼンテーション講評、
 レポート提出・評価

受講生の声(創生学部 1年次)

フィールドスタディーズ
(学外学修)
学外学修先を選んだ理由は何ですか?
地方創生に興味があったというのもありますが、一番の理由としてはホテル業務体験が楽しそうだと思ったからです。第一希望にしたのですが倍率が高かったようなので、希望が通って良かったです。しかし、実際には1泊2日しかホテルに泊まれませんでした。場所の遠さとかは考えず、自分の行きたいところを選びました。
どのような活動をしましたか?
1~2週目は阿賀町の4つの地域(津川、上川、三川、鹿瀬)を回ることによって阿賀町への理解を深めました。役場や観光地だけでなく、地元の方が利用するような飲食店や神社も見学しました。
3~4週目は自分たちで調べたことを基に課題を発見し、その解決策を考え、それをまとめて企業や阿賀町の人たちに向けてプレゼンしました。
受講してみて良かった点は何ですか?
基本的に自由にさせてもらいましたが、自分たちで課題を見つけることにとても時間がかかりました。解決策を考えてもすでに他の団体が見つけていたりして、何度も課題を見つけるところから考え直しました。
1週間前にやり直しになったこともありましたが、この経験によって誰も見つけていないオリジナリティーを追求することができました。また、まねではなく自分たちで考えたことを発表できました。
授業の中で大変だったことは何ですか?
スケジュールがとにかくキツキツでした……。火曜から木曜の1~5限はずっと学外学修先にいました。もう一つの学部必修の授業のプレゼンと同時進行でやらなければいけなかったので、休みがなく空きコマも作業のためにずっと図書館にこもっていました。それに必修科目以外の授業もあるので本当に大変でした。
企画提案では、人の協力やお金のことを考えると厳しいことがいくつもあって、やりたいことと現実にできることの線引きが難しかったです。
担当教員はどのような人でしたか?
とても良い先生でした。行き詰まったらいつも先生のところへ行って助けてもらいました。特に後半は毎日行って色々相談にのってもらいました。
先生自体はあまり干渉してこない方だったので、自由に作業させてもらいました。1聞くと10答えてくれて、とても参考になりました。
受け入れ先の方々はどのような人たちでしたか?
役場の方や企業の方などいろいろな人にお世話になったのですが、みなさん親切で私たちが聞いたことに対して丁寧に答えてくれました。
環境学舎団体の実際に行っている活動を聞けたので、それを踏まえた上で自分たちのオリジナリティーを追求できました。
今後に役立てたいことはありますか?
プレゼン準備から発表まで自分たちで行うスキルがつきました。大学で発表をしたときに企業の方から質問を受けたのですが、そのときに緊張してうまく答えられなかったので、今後の課題は質問に対して的確な回答をすることだとわかりました。
どのような人におすすめですか?
  ・0から企画を考えたい人
  ・アウトドアが好きな人
  ・観光の仕事に興味のある人

後輩へのメッセージ ※受講学生アンケートより

・妥協せずに取り組めば取り組むほど得られるものは多いと思います。
・辛いと感じることが多々あるとは思うけど、終わったときには考えられないほどの達成感があるので、めげずに頑張ってください!

担当教員からのメッセージ

創生学部ではじめての4週間の学外学修。しかも6単位の必修科目。過去の例がないなかで、学生たちはどのフィールドでも知恵と体力を振り絞って頑張ってくれました。
学外学修前は何も知らなかった学生たちが、学外学修後には教員よりもフィールドのことを理解している場合もあって、大変頼もしく感じました。
現場をみて疑問を感じ、自らで考え続ける態度・姿勢を意識するきっかけになったのではないかと思いますので、これからも頑張ってください!

参考リンク