新潟大学 大学教育再生加速プログラム

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     2019/11/18AP事業テーマⅣ「長期学外学修プログラム(ギャップイヤー)」合同総括シンポジウムを開催しました
新潟大学では,2019年11月10日(日)に文部科学省採択事業大学教育再生加速プログラム(AP)テーマⅣ「長期学外学修プログラム(ギャップイヤー)」合同総括シンポジウム「長期学外学修の多様な広がりと大学教育再生の未来」を開催いたしました。
 
当日は,AP事業テーマⅣ採択校をはじめとする県内外の高等教育関係者,企業関係者など約100名が参加し,事業最終年度を迎えるテーマⅣ採択校全12校の取組を総括し,従来型の大学教育と長期学外学修の関係性,大学と社会との連携,入口と出口を見据えた学生の成長といった観点から,今後の大学教育再生の可能性を提言する大変有意義な会となりました。
 
シンポジウムでは,はじめに文部科学省高等教育局大学振興課の渡邉千夏課長補佐から「大学教育再生の現状と将来像」と題し,教育行政の立場からAP事業の今後の展開への期待や2040年に向けた高等教育のグランドデザインといったテーマから,今後の高等教育のあり方が提示されました。
 
その後,大阪大学高等教育・入試研究開発センター長の川嶋太津夫特任教授から「大学(教育)改革は成功したのか?」というテーマから,高等教育の専門的な立場から講演が行われ,鋭い切り口から大学改革の診断・評価を実証的かつ統合的に進めることの重要性が指摘されました。
 
続いて,「長期学外学修を支える新しい仕組み(座長:宇部工業高等専門学校 武藤義彦教授)」「社会のニーズと学生の成長をつなぐ(座長:小樽商科大学 大津晶准教授)」「長期学外学修の多様な展開(座長:浜松学院大学 津村公博教授)」という3つのテーマによる採択校分科会が実施されました。AP事業テーマIV「長期学外学修プログラム(ギャップイヤー)」全採択校12校から,長期学外学修を起点とした5年間の大学教育再生に向けた取り組みが発表され,各分科会では活発な議論が展開されました。
 
おわりに,本学副学長(学務担当)の松井克浩教授をモデレータとして,大阪大学の川嶋太津夫特任教授,各分科会の座長である宇部工業高等専門学校 武藤義彦教授,小樽商科大学 大津晶准教授,浜松学院大学 津村公博教授に加え,長期学外学修を経験した学生を交えてパネルディスカッションが行われました。「学生が変わる」「大学が変わる」といった点をキーワードとして,「長期学外学修を契機として,入口から出口までを見据えた大学教育全体がこれからどのように変わっていくのか」という大学教育再生の将来像について,白熱した議論が展開されました。
 
今後も本学では,本事業の成果を広く社会全体に発信するとともに,入口から出口までを見据えた大学教育再生の本質的な議論と展開に向けた取り組みを推進してまいります。





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